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公開されるオープンデータが残念な話

神奈川県警オープンデータサイトでは、ひったくり、車上ねらい、自動車盗難、自転車盗難等の犯罪情報が公開されています。

その中から2019年の「ひったくり」について確認してみると、ファイルサイズ20KByte、200件程登録されています。

元々20Kbyte程のサイズなのに年別にファイルを分けている、罪名:窃盗、手口:ひったくり、しかない。そりゃそうでしょう、その手口のファイルです。モヤっとします。発生場所の属性というプロパティは、事件種類によって記載される内容が違い、「ひったくり」の場合は、「道路上」か「その他」になると説明があるにも関わらず、「その他」か「空白」しか記載されていません。道路以外の場所でしかひったくり事件は起きていないのでしょうか。空白はなんでしょう、事件が起きた場所がわからないということかねえ。これもモヤです。

そして一番モヤなのが、事件発生場所が「丁目」までしか記載されていないことです。これにより、どこそこ2丁目はひったくりが多いねぇ、ぐらいしかわからない残念なデータになってしまっています。これが完全な住所になっていれば、ひったくりの多い道路、時間を避けることができるかもしれません。モヤです。被害に会いやすい時間帯や年代、性別は都道府県の特徴が出るわけもなく、都道府県の名前でデータを公開する意味を良く考えてほしいと思います。

 

www.police.pref.kanagawa.jp